図1:平成22年度 ぜんそく 被患率:東京23区 小1~中3までの男女平均
図1は、平成22年度における児童の喘息被患率を23区毎に示したもの。小1~中3の男女のデータを平均して出している。
おおよそイメージどおりの傾向かな。繁華街に近いほど被患率が高くて、郊外に近いほど被患率が低い傾向があるように感じる。品川区が妙に低いとか気になることはいくつかあるけど、傾向がわかれば十分なので詳細検討は省略。
ちなみに、東京都全体の平均は6.2%(黄色線)。
図2は、同じく平成22年度における児童の喘息被患率を市毎に示したもの。市部は23区より低くなると予想していたけど、一部被患率が高い市がある。市部は詳しくないんだけど、工場とかがあるのだろうか?
図3:平成22年度 ぜんそく 被患率:東京23区 小1~中3まで学年毎の男女平均
図1を小1~中3までを平均ではなく学年別に表示したものが図3。年齢が上がると喘息患者は大きく減るものかと思ってたけど、年齢が上がってもそれほど大きく減る感じではないね。
ちなみに、上記の調査を日本全国で県ごとにまとめたのが文部科学省が発表している学校保健統計調査。なぜかこちらには最新の平成23年度情報があったからそちらを使ってみる。
図4:平成23年度 全国 ぜんそく被患率: 5歳~18歳 男女平均
関東近県の県ごとの児童の喘息被患率を抜き出してまとめたのが図4。図1~図3と比べるとなんだか被患率が低い気がする。対象年齢幅も違うし、おそらく割合の計算方法も違うんだろうけど、詳細は不明。とりあえず、東京と千葉の被患率が高くて、神奈川が少し高め。他の3県は似たり寄ったりという傾向はわかる。