2012年1月24日火曜日

こどもちゃれんじの憂鬱



子供が居る人はおなじみだと思うけど、いつのまにやらうちにも定期的にこどもちゃれんじの勧誘DMが届くようになった。

このDMがよく出来てて、大抵カラフルな封筒に漫画が入っていて、こどもちゃれんじの素晴らしさをアツく説明してくれるんだけど、この漫画の切り口がちょうど自分の子供の年齢と合わせてあって思わず読んじゃうのよ。

ただね、このDM漫画を読むと、なぜかいつも少しだけ暗い気持ちになるんだな。今まで気にしてなかったんだけど、ちょっと理由を考えてみた。

あの漫画って書いてあることが理想的過ぎるんだよね。

例えば、今月号の漫画の内容だと、こどもちゃれんじを購読すれば↓
  • 楽しいおもちゃとか絵本とかが付いてて
  • 安全に楽しく遊べて
  • 体を動かすようになって
  • すぐに一人で歩けるようになって
  • ご飯をたくさん食べるようになって
  • 夜の寝つきが良くなって、
  • 子供が自分の頭で考えられるようになって
  • 歯磨きも嫌がらずにするようになる

という感じなのよ。後半の部分が心にひっかかるわけだ。
そりゃ親としては、そんな理想的な子供だったらうれしいわけよ。

ただね、子供だって人それぞれだから、歩き出すのが遅い子も居れば、食が細い子も居る。夜どうしても寝ない子も居るし、歯磨きを嫌がる子もいるわけよ。

ただ、それってたいした話じゃなくて、だんだん成長すれば自然と解決する話なわけよ。でもね、このDMはそういうちょっとした親の悩みをいちいち取り上げて毎回指摘してくれるわけ。

理想の子供はこんな子ですよ!あなたの子供は理想的ですか?ってね。そりゃーなんだか暗い気持ちになるわけだわ。

その上で、「こどもちゃれんじ」さえ購読すれば、そんな悩みが全部なくなります!と言ってくるわけだ。

こどもちゃれんじはちゃんとしたビジネスで子供の成長のことをきちんと考えた商品っていうのはわかるけど、親の不安を煽れば煽るほど儲かるビジネスであることには否定できないからね。どうしてもこういう手法にならざるを得ないわけだけど、親としては考えさせられるビジネスだわな。



ちなみに話はそれるけど、こどもちゃれんじの勧誘とパワーストーンとかの通信販売の広告

って似てる気がしたw

パワーストーンさえ買えば、

  • 運気が良くなって
  • 仕事がうまくいくようになって
  • お金が儲かって
  • 女性に持てて
  • 彼女が出来て
  • 宝くじまで当たっちゃう


っていう感じで万能なわけよ。

  • パワーストーンさえ買えばすべての悩みはなくなる
  • こどもちゃれんじさえ買えばすべての悩みはなくなる

ほら似てる気がしてきたw

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